2014年10月17日金曜日

RACTIV Touch+

RACTIV Touch+

2014年8月に情報が出て、受け売り記事が瞬く間に広がった。

http://www.ractiv.com

それも、情報源は同社のサイトのみ。その後の情報も全くない。関連する情報は同社のサイトの画像やビデオの引用をした記事のみ。デバイスのレビュー記事等は全くなく、関連の情報も、同社がYouTubeにアップロードした数本の動画があるのみ。

でも、夢のようなユーザーインターフェース。少なくともソフトの点では特別なアプリケーションが必要なLeapMotionよりも現実的なように思われる。

Hand Proprioception & Touch Interfaces (HAPTIX) では一番進んでいるのでは?


ユーザーインターフェイスに格段に強い興味のある私は、躊躇無く申し込みました。

そして、取引の確認メールも、発送の連絡も真っ当そのもの。そして実際に品物も届きました。


白い封筒に入れられた黒い箱、開封の儀のYouTubeのビデオそのまま。白い封筒に入ったTouch+の現物は無事届きました。開封したビデオをアップしたのに、何故か使い勝手も含め、Touch+の利用に関する動画はアップされていませんし、Webで検索しても何の情報もありません。

私も、製品の開封ビデオなら作れますが、動作している状況は未だに未確認。

しかし、全く機能していないただの小型のボックスについて、疑問が次々と出てきました。



まず、特徴的な形状のUSBをMacに接続すると、LEDが光り、その後消える。

Windowsに接続するとビデオドライバーをインストールし始めたが、その後は何も変化が無い。どう使っていいのやら分らない。

当然ですがディスプレーの前で指を動かしても、何も起こらない。

ビデオカメラとして使えないかと思ったが、カメラとしても機能していない。

説明やセットアップの説明は皆無。同封されているのは以下に行って使い始めようと言うメッセージだけ・・・。でも、リンク先にはセットアップの情報は何も無い。少数のユーザーでトラブルがでていて対処している最中との記述はあるが、動かないとは書いていない?

http://www.ractiv.com/setup

いったいどうしたの?

別途メールが来ていたが、ビデオドライバーに問題がある場合があり、作り直していると。でも、製品が動かない事態になっているとはどこにも書いていない。



よく調べると、第三者からの情報が全くない。

品物が届きましたという、開封のビデオがあるだけ。Touch+が動作しているという情報はどこにもない。

Touch+が動作している情報は、同社ホームページの宣伝用のビデオがあるだけ。



どうやってセットアップするのとメールを送ると、翌日には返事が来る。
ドライバーに問題があり、明日には新しいドライバーを送ると言ってきたが、送られてこない。メールの英語は丁寧ではないがそこそこまともだから不思議。


よく考えてみると、このインターフェイス、マウスの様に接続して、どのアプリでも指先の動きをインターフェイスにできると、ちょっと話がうますぎませんか?

79ドルなにがしと、米国外への送料10ドル、どぶに捨てたのかな?

この製品、本当に なのだろうか? もしかして詐欺?



不自然なところがあちこちにありますが、詐欺なら詐欺と情報が出てもおかしくないはずだが? なぜ悪い情報もない?



これまでにも、中国の得体の知れない会社からまともでない英語の注文受付メール等も受け取ったことはあるが、それでもきちっと使える製品が送られてきた。



製品をレビューした記事は皆無。宣伝したければ、雑誌社等に製品を送って、レビュー記事を書いてもらい宣伝してもらうもの。それが全くないのもおかしい。

どう検索してもホームページを見ただけの、受け売り記事ばかりしかない。

恥ずかしくて、誰もだまされたと書けないのか? それとも、これはジョークなのだろうか?

engadgetやら、CNET, Gizmagなど、似たようなロゴが張ってあるが、それも微妙に違う。当然それらのサイトを検索しても、RACTIV やTouch+ はどこにも出てこない。



たまには、騙されるのも面白いけれど・・・。

そろそろ分解してみようかな? レンズの下はハリボテだったりしないだろうか。

ドライバーがアップデートされ、宣伝が事実であることを祈るが、事実は情報が少なすぎていまのところ分かりません。このドライバーはどこにあるのか?事実ならば、自社のページでもっと情報を出してくれないといけませんね。

もしジョークならば、4月1日だけにしてくれないと。

PS
setupページの情報が変更され、少し詳しく説明が書かれている。少数のユーザーからドライバーにコンフリクトが報告されているので、修正しているので、ドライバーの提供を止めているとのこと。修正版ができたらメールで連絡するとのこと。(Windowsも、Macも、Linuxも???)

11月5日アップデート:未だに何も音沙汰なし。ホームページも、10月14日以降のアップデートは無い。ホームページでは次回のデリバリーの受付は継続しているが・・・。理解し難い状況があるが、スタートアップではこれも仕方ない状況なのか。そして、Touch+を受け取った人々は、ひたすら黙ってドライバーを待っているのか? 自分も半分ぐらいはドライバーが受け取れることを期待しているようだ。