2015年5月13日水曜日

絶好調のアップルへの疑問

本末転倒ではないかと思えるのが、現在のアップルのデザインや製品開発。

職場ではOSX Yosemiteへのアップデートは推奨されていない。でも、気が向いたのでアップデートしてみた結果最悪ですね。一番は、移行に時間がかかったこと、そして動きが重いこと、いやそれ以上にフラットデザインのデスクトップがとてもけばけばしい印象です。個人の好みかもしれませんが、好きになれません。

ユーザーの使い勝手を優先してきた会社が、最近ユーザーインターフェイスの変更やらデザインやら、ユーザー本位という立場を離れ、価値を押し付け始めたように感じているのは私だけでしょうか。

まず、フラットデザインという流行は最低のデザインだと思っている。はっきり言って、デザイナーの価値観は主ではなく従であり、デザインが主であっては我々ユーザーには大きな迷惑。大きなな声で言えば、正しくないことも正当化されるという論理で、デザイナーがそれをポピュラーにするために、宣伝を駆使して、広く受け入れられるようにしてしまった感がある。

最近のAppleは、多くのことを成していることは確かだと思うし、実績は着実に作っている。その有り余るパワー(資金力)を駆使して、見かけ上は本当に順風漫歩に見える。

でも、ユーザーはそんなApple1に違和感を感じているのではないでしょうか?

本当に使い勝手を理解している人間がAppleの中枢に居なくなった?

腕時計で絶好調かもしれないが、あの腕時計がどれだけ役に立つのか?一見便利そうだが、小さすぎるのが欠点だ。本質的にはiphone本体がなければ真っ当なことはできないと思うので、全く興味がでない。あれは、是非とも介護向けのワイヤレス状況確認ツールや意識不明で救急車で運ばれたときの緊急時の救助者用情報提供ツールとして活躍してほしい。

Appleの製品は、ファッションデザイナーの新作発表会のようにして新製品が出され、ファッションブランドとして売られている。そう、実用よりも流行、ファッションを作ることが仕事になっているのかもしれない。

でも、このままでは化けの皮が剥がれるのはそう遠くないように思える。

ウィンドウズを使うよりも、絶対的に時間を無駄にしないMacだったはず。機械に使われるのではなく、機械を使いこなせる環境を提供してきたはず。それは、使い慣れたインターフェイスを頑なまでに守っていることも重要な要素だったと思う。

一方、そのようなAppleの迷走のなか、ウィンドウズは使う度にOSのアップデートが終わるまで待たされ、未だに実際に使う時間よりも、メンテナンスにかかる時間の方が圧倒的に長い。

Appleが勘違いをしている今がチャンスなのに、絶好の機会を目の前に、付き合って足踏みをしている感じである。

本質的な利便性を提供し続けるのはどちらになるのか、ゆっくり眺めていようかと思う。

昔のAppleが好きといっているようなものですが・・・。