2011年1月26日水曜日

商品開発におけるサステナビリティーの重要性

東芝がAndroid 3.0を搭載した新型タブレットを販売することを発表した。しかし、東芝製のタブレット製品は決して買わないだろう。何故か、それは製品サポートの継続性に疑問があるからです。これは、何も東芝に限ったことではなく、多くのハードウェアメーカーに共通に見られる問題点です。

今重要なコンセプトはサステナビリティーです。持続可能性と日本語に訳されているこの概念は、人間の活動あるいは地球生態系の維持の継続性を意味している。これは環境だけではなく、製品や会社のサービスについても問われるべき問題です。

ユーザーは一度購入した製品を出来る限り長く使うことで経費や製造に使われた労力、経済的付加価値を別の形にして、製品から恩恵を受ける。その生み出す価値が、製造に使われたエネルギーや価値よりも低いときに、製品としての価値がないと位置づけるのです。

製品が生み出す価値は、便利さとその継続利用時間との積(掛け算)で評価されます。ある程度の周期で新しい製品が出ることは仕方がないことかもしれません。しかし、製造された製品が、その価値を生み出す前に使われなくなることは、お金の無駄だけではなく、資源やエネルギーの無駄使いになるのです。結果として地球環境を破壊するだけでなく、無駄な廃棄物を出すことになります。

製品を開発すると同時に、その製品を長く使えるよう旧製品においてもアップデートを続け、ユーザーに継続利用できる環境を提供することは企業の使命です。常に新しい製品を世の中に出し、売れなければ次の製品、さらに次の製品と戦略も脈略もなく製品を「売り捨てる:」企業の製品を我々は買わなくなるでしょう。

コンピューターやスマートフォンを含む携帯電話等は最低でも2年、できれば3から5年は活用されるべき製品だと考えます。そのためには、旧製品への機能の付加や最新ソフトウェアへのアップデート等が継続的に行われるべきです。

私がなぜ東芝の新型タブレットが出たとしても買わないというのかといえば、東芝の製品でそのようなサポートが行われず、実装した機能も関連サービスが短期で終了、機能はあるのにサービスが行われない。製品は次々に新しい発展を遂げ、過去の物とは全く互換性もなく、売り捨てられた製品を買った過去があるからです。

なぜこのようなことになるか、お分かりですよね。場当たり的にその時点の新機能を詰め込んだ売れると思われる商品を製品化し、次々に機能や性能だけを追求していくからです。そのため、個々の製品は単発で、売れなければ次の製品へ、次の製品へと移り変わっていくのです。その製品には社運がかかっているわけでもなく、製品にかける意気込みも短期のものです。次から次へと開発する余力もあり、その製品に拘らなくても良いのです。

そのような製品との比較の対象として、iPhoneやiPodを考えて見ましょう。これらの製品にはある意味、会社の運命をかけています。iPhoneが売れなくなれば、会社の柱を失います。iPadも大きな柱になりつつあり、一つの製品に会社の収益の大きな部分が左右されます。

このことは、一つのサービスで継続的に顧客満足度をあげて、継続的に売り続ける必要があるということです。一度ユーザーとなってくれた顧客には、その製品の寿命まで充分に製品を活用してもらい、機能的にこれ以上の技術進歩に対応できなくなった時点で、次の発展型の製品へ移行してもらうというサービスです。iPhoneなら、2年から4年のサイクルで買換えながら、継続利用してもらうということです。そして、古い製品にもアップデートによって、可能な限り最新機能を利用してもらうための努力をする。

これは、ホテルや旅館などのリピーター確保の戦略と同じです。顧客に単発の製品ではなく継続的なサービスを購入していただく。そのためには、製品を差別化できるコンセプトとサービスを有するようなものに育て上げる努力が常に必要です。そのような努力もなしに、センサーや表示装置など、そのときに入手できる機能を組み合わせて最新機能をもった製品を単発で出しても、その継続利用性が期待できなければ製品の価値に大きな差が出ます。購入しても、わずか数ヵ月後には購入したことを後悔さすることになってしまうのです。

我々ユーザーは製品を買うのではなく、便利さと同時に継続的なサービスを購入するのです。繰り返しになりますが、そのサービスは、先にも書いたとおり、便利さと同時に、利用できる時間との積で決まるのです。これは、消費者は一時的にどんなに進んだ性能であったとしても、上記のような持続的なサービスが期待できない会社の製品は買いませんということです。

製品のサステナビリティーが、商品の価値を決める。これからの社会では、それが、製品を購入するかどうかの基準になっていくということです。

消費者の財布の紐は固くなっています。その代わり、少しぐらい高くても、満足できる良いものを長く使うという価値観が主流になります。その基準は、これまでの製品サイクルの実績や、継続的サポートの状況から見て取れるということです。そのような実績を持っていない会社の製品は受け入れられなくなっていきます。

2011年1月9日日曜日

Xperiaの不要プリインストールアプリ削除

XperiaのAndroidシステムの再インストールをする事態になってしまい、昨日インストールを終了した。→ Xperia Android 2.1システムの再インストール 追加で、使わないのに気がつくと常に起動して貴重なメモリーを占拠しているプリインストールアプリの削除を行った。

メーカーにあえて苦言を言わせて頂きたい
プレインストールソフは常駐するソフトが多いので、利用もしないのにメモリーを消費するので困ったものです。昔のPCもこういう売り方をして、使いもしないアプリを沢山入れて売っていましたが、このような姿勢はメーカーとして考えて欲しいものです。特にメモリーは限られているスマートフォンに、常駐するにも関わらずroot権限なしでは削除もできないアプリをプリインストールするなど問題外です。貴重なメモリーとCPU時間を浪費し、使いたいアプリの実行速度が低下することになります。そして私のようにrootなど取りたくもないユーザーにもrootを取ることを促すことになります。

Rootの取得
rootの取得にはz4rootを利用しました。z4rootは過去はマーケットにありましたが、現在はマーケットからは消えており、下記のapkファイルのリンクからダウンロードしました。バージョンは1.3に上がっていましたので、改めてPCでapkファイルをダウンロードし、ドロップボックス経由でインストールしました。
後は、アプリを起動しテンポラリーrootを取得するボタンをタップするだけです。これだけで次回の再起動までrootが取れるようになるのは便利です。

  • 注:2011年1月、マルチタッチ・アップデートでz4root対策が行われ、rootが取れなくなりました。対策は以下をご参照ください。

http://ovaloffice.jp/archives/2011/01/20/5655.html

Titanium Backupでアプリケーションの削除とバックアップ
次には、今回は無料版のTitanium Backupを利用した。これは、rootが取ってあればアプリのバックアップと削除が非常に簡単です。Titanium Bachupの起動時に、スーパーユーザーの権限取得が必要で、追加アプリBusyBoxのインストールを促されますので、指示に従ってインストールします。

無料版ではバックアップはSDカードにtar/gzで圧縮されてファイルが保存されます。Donate版ではワンクリックで処理できる凍結モードが使えます。500円程度ですので作業時間を考えれば高くはないので購入しても良いでしょうが、今回はその検討よりも使わないアプリを消すことを優先しました。
(今は強力な自動バックグラウンドでのバックアップ/リストア機能も含め今回のようなクラッシュでの再インストールという事態に対応するためにもTitanium BachupはDonate版の購入を検討しています)

Titanium Backup (root) for Android


Gmail、Moxierの二つのメールソフトとTimescape、セットアップガイド、その他使わないMixi関連のアプリをバックアップし削除させて頂きました。

なお、Titanium Backupの説明はコムギドットネットが分かりやすい説明を掲載してます。

2011年1月8日土曜日

Xperia Android 2.1システムの再インストール

Xperia二度目のクラッシュ
Xperiaに2度目の災難が降り注いだ。なんと、WifiがOnにならなくなってしまった。正確にはOnになっても、10秒程度でOffになってしまうのです。Onにして数秒後にWifiスキャンを始めようとすると、その時点でエラーになってしまい、またOffに遷移してしまいます。WiFiなしではスマートフォンは使い物になりません。

原因?
Xperia(システムはAndroid 2.1)のWiFiは今朝まで順調に動いていたのに。この間にインストールしたのは、WeFi-Automatic WifiのインストールとWifi Managerのアンインストール。WeFiもうまく動作していたようですが、いつの間にか動作がおかしくなっています。設定を見てもおかしなところはないようです。WiFiは画面や電源接続に関わらず常にOnで設定されています。自動でOffになる状態ではありません。WeFiの設定も同じでWeFiの起動と共にOnになる設定です。

復旧策を試行錯誤しても効果なし
もう、WeFiをアンインストールしても、WiFi Managerを再インストールしても状況は変わりません。WiFi関連のアプリ2つを外しても同じです。諦めるしかない。バックアップから設定のリカバリーも行いましたが戻りません。再インストールしかない・・・・頭をよぎるのはメーを含め多々ある面倒なアカウント等の再設定処理です。今日は運よく土曜日で時間もある・・・しばらく検討して再インストールに踏み切りました。

システム再インストール(Android 2.1アップデーターを利用)
ソニー・エリクソンのサイトでAndroid2.1のアップローダーをダウンロード、インストーラーは11月版になっていました。これで、再インストールを決行しました。

システムの再インストールでWiFi復活
約20分、パソコンからの再インストールのデータ転送は終了。ケーブルをPCから外して電源を入れます。6つの設定画面で、Wifi設定が出てきました。一瞬ドキッとしましたが、WiFiの電源はOnになりました。しばらく待っても大丈夫、Offにはなりません。ハードウェアの問題ではなかったと思わず安心しました。それから、Googleのアカウントを設定してどうにか安心。

再インストールでは全てクリーンインストールになる
基本的にはデータを全て消す必要があるのか疑問ですが、メーカーとしてはクリーンにして全てインストールさせるのがアプリの不具合等が出ない一番安心な方法なのでしょう。しかし選択肢がないというのは不親切です。ユーザーの自己責任で選択肢があっても良いのではと考えたくなります。少なくともアプリケーション関連のデータが消えなくて済みますから。Androidはシステム関連のフォルダーのファイルだけ差し替えれば、バージョンアップも再インストールも可能なはずです。

アプリケーションのインストール
まずやるべきことはアプリケーションのインストール。気が遠くなりそうで困ったのもです。アンドロイドマーケットは、古い画面が出てきます。そうです、12月に模様替えがある前の画面です。ダウンロード履歴には、有料で購入したものだけが表示されています。有料アプリでも、無料期間にダウンロードしたものは表示されないようです。これが、無料と有料の違いであることに改めて納得してます。ここマーケットでは作業をせずに最初に「バックアップと復元」からの復元をしようと思います。

「バックアップと復元」を使う
「バックアップと復元」のアプリを起動、復元を選択、12月31日の自動バックアップデータが残されています。アプリケーション、システム設定、その他全てにチェックを入れて続行を選択、復元が始まりました。もちろんXperiaは電源につないであります。

しばらくすると、アプリケーションのリストが出てきました。これから最インストールするアプリを選べということですね。迷わず、全てを選択しました。ところが、次に出てきたのは、マーケットの画面です。結局マーケットからインストールするのですが、アプリの選択だけが自動と言うことですね。インストールとアクセスの許可をアプリの回数だけ繰り返すことになりました。アプリのアカウント設定はまた後で繰り返すかと思うと気が遠くなります。

ここで、AppBrain App Marketからのリストアとどっちが良かったか?単純にどちらが同期したのが新しいかで決まります。AppBrainの方が新しかったことに気づきました。そのため、AppBrainから再度リストアをすると、これまで入れたアプリとの差分をちゃんと分けて表示してくれました。また、足りないアプリをAppBrainからインストールしましたが、操作は同じでそれぞれのアプリをMarketへ行ってインストールする作業になります。どちらにしても、どのアプリが入っていたかを覚えていてくれ、そのアプリへのリンクがあると言う状況です。

アプリが入ったらアプリの設定
一応のアプリが入ったらまずはHomeアプリとなっているADW Luncherの設定です、バックアップから読み込みを実施します。バックアップは少し古いので、かなりの変更が必要です。正しくアイコンが表示されていないものはアプリのインストールに問題がありますので、インストールあるいはアップデート作業が必要です。これからは、IDとパスワードの入力など、一つ一つ手作業が必要になります。とにかく、ネットとつながるアプリばかりですから、IDとパスワードがどこでも必要なことが大変な理由です。また、システム関連の設定内容は既に[バックアップと復元」によりバックアップから読み込まれていました。

アプリのデータはどれだけ残っているのでしょうか?
こういう時にデータや設定が残っているアプリは優れたアプリです。それらのデータをSDカードに残してある、あるいは自動でデータをバックアップしてくれている信頼できるアプリと言えるでしょう。ここでは、どれがとは言いませんが、データに関しては貴重なデータそのものが残っていないアプリは使い続けるべきかどうか検討したほうが良いでしょう。今後もあり得る事態ですので、私はここでデータを失ったアプリは使い続けるべきでないと判断して思い切って全て削除しました。私にとっては非常によい教訓でした。

もちろん、Webにデータが残るものは間違いないアプリです。その他にも、SDカードに残っているものは大丈夫です。データをExportしかできないあるいはSDカードのデータを利用していいないアプリは殆どが削除されたアプリです。意外なアプリがデータを保持していたりということもありましたが、よい勉強になりました。実は先日記載した「瞬間日記」も私の携帯から消えました。

作業はほぼ約3時間で復活
意外にも作業は比較的速く3時間程度で終わりました。それでも無駄な3時間です。色々なアプリでIDとパスワードの確認が必要でしたが、パスワード管理ソフトのLastPassをPCで使っていたこともあり、多くのID,パスワードがLastPassを確認することで済んだのは幸いでした。連絡先もバックアップから一発で戻すことができました。

でも「フー・・・やっと終わった」というのが感想です。できればやりたくない作業です。メリットとしては、内臓メモリーの使用量が100M程少なくなっています。メモリー内のアプリ使用領域のデータが開放されたためでしょう。そのうち減るのですが。

実はまだ、不要なプレインストールソフトの削除作業があります。プレインストールソフは常駐するソフトが多いので、利用もしないのにメモリーを消費するので困ったものです。昔のPCもこういう売り方をして、使いもしないアプリを沢山入れて売っていましたが、このような姿勢はメーカーとして考えて欲しいものです。特にスーパーユーザーの権限なしでは削除もできない常駐プリインストールアプリなど問題外です。作業はこちらへ→ Xperiaの不要プリインストールアプリ削除

実は、WiFiが使えなくなったときには、もうAndroidは捨てようかと思ったぐらいです。これからスマートフォンをと考えるなら、こんな無駄な時間を使わなくて済むという意味でもiPhoneのほうが良いでしょう。やはりAndroid系のがジェットはまだまだ使うよりも面倒を見ることが必要なガジェットです。

2011年1月6日木曜日

ボイスメッセンジャーが便利 HeyTell

このアプリのカテゴリーは何だろう、ボイスメッセンジャー、留守電、ボイスメール、トランシーバー、音声チャット。相手がオンラインだろうとなかろうと勝手にメッセージを送れるというのはとにかく便利です。

HeyTell 無料 iPhone & Android


とにかく、通話相手を選択してボタンを押して話すだけでメッセージが送れますし、相手がオンラインならトランシーバーのように会話ができます。電話と何が違うのかというと、同時に話せないことかな?音声チャットですね。そして会話記録も残ります。


アプリをインストールして自分をアドレス帳から開く、友達を招待するにはアプリ上からアドレスブックの友人にメールを送ります。iPhoneとAndroidでメールの送られ方が異なるようです。iPhoneは相手がメールを3つ持っていればデフォルトで3つに送りますので、メール画面で宛先の編集が必要です。Androidは送るアドレスを選択する必要がありました。また、セッティング画面で友人以外からのメッセージを受けないようにプライバシーを最高(High)にしました。


使って気づくのは、通話ボタン(HOLOD AND S`PEAK)を押すだけでメッセージが送られることです。何も話さなくてもボタンにタッチすれば一通のメッセージになりますので、何度もタッチすると相手に大量のメッセージが送られることになります。10通以上が送られると本当のメッセージがどれだか分からなくなります。不用意に通話ボタンに触らないよう注意が必要です。


デモは上記のHeyTellのサイトへ行くとありますのでご参照ください。このデモではトランシーバーとして使われています。(実際のネット環境ではこのデモのようにリアルタイムでメッセージが届かないでしょう)


文字でなく音声が無料で簡単に送れる環境&ボイスチャットの環境は素晴らしい。
これもお勧めアプリですね。

2011年1月4日火曜日

書き続けられる日記:瞬間日記

瞬間日記という一回に最大140文字までしか書けないTwetterのような日記帳があります。iPhoneではユーザーも多いと思いますがAndoroid版も出されています。気軽に書けること、写真なども入れられることから、気軽に記録を残すことができます。一日に何度書いても良いので気楽です。

日記を書くのはなかなか続かないものです。それでも、iPhoneをメインに利用していた時には瞬間日記が一番長く続けられた日記ソフトでした。そして、この1月からまた瞬間日記をAndoroidで使い始めました。なぜかこれは気楽に書けるのです。書くと言うことはどソフトでも同じなのに、続けられるものと続けられないものがあるというのは不思議なものです。

日記と言うのは難しくて、私のような怠け者には改まって書こうとすると続けられないものです。とにかく気張らず気楽に何でも書きはじめることが必要なのです。このソフトは何故かその、「書き始める」ハードルを低くしてくれるのです。140文字の制限が良いのでしょうか?ところが一旦書き始めると不思議に色々と書くことが出てきて、思いのほか長く書いてしまうのです。書くことによって頭の整理をしているのでしょう。

とにかく、継続するために「書き始めるというハードル」を低くしてくれる日記帳としてお勧めです。


140文字の日記帳

瞬間日記

無料  Utagoe inc.

星のきれいな冬の夜とGoogle Sky Map

今日は雲ひとつないきれいな夜空でした。


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Google Sky Map
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天空には私の星座ふたご座、その隣にはオリオン座が、とはいっても星座を正確に覚えているほどには詳しくないので、Google Sky Mapが役に立つ。と思って、Google Sky Mapを起動して空に掲げてみると、オリオン座が見つからない。おかしいと首をひねるがやはり見つからない。

もしかして、と設定を確認するとやはり、現在地がパリになっていた。GPSに連動する設定になっていなかったため、過去にPariに設定して遊んだものがそのまま残っていたらしい。

今度はうまく設定できたが、以外に狭い範囲しか表示されない。それに空に掲げるようにして見るのは結構疲れることが分かった。視野角を変更できないので、本当に狭い範囲しか表示されないこと、表示角度を手動で変更できないことは、意外にも便利とは言い切れないことを知った。

こんなに素晴らしいソフトが無料で提供されていることに感動したのだが、この辺の工夫をすれば、まだまだ、似た機能のソフトを提供できる可能性もあることを考えさせられた。

考えられる便利さと利用する上での便利さとは異なったものです。センサーに従って画面が変化するのは本当に感動する機能であることに変わりはない。しかし、星を見るためのツールとしては、感動とは別の機能が必要と言うことです。どう使うのかということを良く考えることで、違った機能が提供できます。この点は色々な分野で常に新しいものが生まれる所以です。逆に言えば、センサーを持ったスマートフォンが出るまでは、掲げた方向に星を表示する機能は出てこなかったのですから。

Google Sky Mapは部屋の中でベッドに寝そべって掲げて見ると天井を通り越して空が見えるマジックミラーと考えると、それはそれで面白いのです。でも、空を見ながらガイドして欲しいのも事実です。そしてこのような我侭で贅沢な要求も常にあります。