2016年7月13日水曜日

Appleの終焉

Appleはどうなってしまったのだろう。

MACは未だにOSのアップデートをしていない。アップデートすることにメリットがなく、混乱の恐れが高い。昔のWindowsのアップデートと同じように、アップデートが魅力的でないばかりか、時間を無駄にし、機能を損なう可能性があり、一番重要なOSになんとも言えぬ出来の悪さが感じられる。

むしろOSとしては、Windows 10の方が気の利いたものに仕上がっている。なぜ、Appleはここまで酷いことになってしまったのか? Windowsの個人情報管理に安心感があれば切り替えたいほどの状況だ。

結局、安心感を与えることもなく、次のバージョンアップへ。

一方、Androidの急追もAppleには驚異だろう。機能が洗練されてきたこともあり、もはやAppleの差別化要因も薄れてきた。通信コストが低下してきたことで、端末価格が相対的に高価になり、通信コストに見合う端末価格が低下している。

Appleのメリットが洗練された使い勝手にあったが、Androidの機能が洗練されてきたことで、同じ機能やデザインが低価格で提供されることが、魅力的になっている。携帯端末の機能やスピードが急速改善され、PCでさえも見劣りするまでになっていることで、2年程度で買い換えることが必要になり、高価な端末を4年使うよりも、機能の改善に合わせ次々に買い換えることが必要になってしまった。

もはや、差別化要素を失ってしまったiPhoneの中古が高値で売れる時代ではない。

Jobsを失ったAppleはまた転落への道を歩んでいるように思われるが、今度ばかりはJobsの復活は望めない。

ワクワクする魅力を生み出す企業には、大きなビジョンが必要ということでしょう。

ビジョンなき企業に魅力を感じないのは私だけではないでしょう。

残念ですが、もはや潮時なのかもしれません。

2015年10月12日月曜日

Mac のHDが認識されなくなった

先日、突然Mac miniのハードディスクが認識されなくなった。

完全に逝ってしまったようだ。ディスクユーティリティーでもdisk1が見えなくなっっている。妻に言わせると、新しいiPhone6sやiPad Proに興味しんしんで浮気しそうなので、Macが怒ったのではないかと。

現在Macは、暫定的に32GのメモリーカードにOSXをインストールして動いている。いや、何もアプリケーションを入れていないこともあり、ネットブックのような使い方だけしかしていないが、意外に快適である。

ブラウザーからログインすれば大抵のことはできるので、本当に必要なものは限られていることが良くわかる。iPadもあるので、本当は急いで応急処置も必要なかったのかもしれないが、やはりキーボードと大きな画面は別物。



その日にSSDを注文したが、届くまで数日かかるだろう。しばらくはこの環境で十分耐えられそうだ。

しかし、小さなSDカード一枚の威力には驚かされる。デスクトップだからなのかもしれないが、Macがこんなカード一枚で動いていることが不思議である。この際、メインのHDなしで、いろいろなカードを作って、目的別のパソコンとして使うのも便利ではないかと思ってしまう。64Gもあれば色々なアプリを入れても十分、128GならMacとWindowsの両方をいれても持ち運べる。マイクロSDカードを財布にでも入れて一枚持っていれば、どのMacでも自分の好みの環境が立ち上げられるのかと思うと、便利だなーとつくづく思う次第である。

余談ではあるが、今回のHD憤死事件、本当に突然。朝まで快適に動いていたのに、突然HDが消えた。早々にOSの上書きをしていたら助かったのだろうか?少しもたつくことがあったが、それが前兆だったのかと考えても既に過去のこと。

いつしかSSDに変えようと思っていたのが、時期が早まっただけかもしれない。SSDが届いたら、Macの体感速度はこれまでの数倍になるだろうから、4Kの最新ではないがスピードでは新しいMacを手に入れたのとあまり変わらない。

メモリーの点からは、初めて買ったMachintosh plus用のHDは40Mだったが40万円という大枚を叩いて買った記憶がある。その1000倍の容量が1000円程度、記憶装置のコストはその当時の40万分の1になったということ。半導体の進歩とはいえ、それは恐ろしいレベルのコストダウン!! この恐るべき進歩の恩恵はどこに??



2015年5月13日水曜日

絶好調のアップルへの疑問

本末転倒ではないかと思えるのが、現在のアップルのデザインや製品開発。

職場ではOSX Yosemiteへのアップデートは推奨されていない。でも、気が向いたのでアップデートしてみた結果最悪ですね。一番は、移行に時間がかかったこと、そして動きが重いこと、いやそれ以上にフラットデザインのデスクトップがとてもけばけばしい印象です。個人の好みかもしれませんが、好きになれません。

ユーザーの使い勝手を優先してきた会社が、最近ユーザーインターフェイスの変更やらデザインやら、ユーザー本位という立場を離れ、価値を押し付け始めたように感じているのは私だけでしょうか。

まず、フラットデザインという流行は最低のデザインだと思っている。はっきり言って、デザイナーの価値観は主ではなく従であり、デザインが主であっては我々ユーザーには大きな迷惑。大きなな声で言えば、正しくないことも正当化されるという論理で、デザイナーがそれをポピュラーにするために、宣伝を駆使して、広く受け入れられるようにしてしまった感がある。

最近のAppleは、多くのことを成していることは確かだと思うし、実績は着実に作っている。その有り余るパワー(資金力)を駆使して、見かけ上は本当に順風漫歩に見える。

でも、ユーザーはそんなApple1に違和感を感じているのではないでしょうか?

本当に使い勝手を理解している人間がAppleの中枢に居なくなった?

腕時計で絶好調かもしれないが、あの腕時計がどれだけ役に立つのか?一見便利そうだが、小さすぎるのが欠点だ。本質的にはiphone本体がなければ真っ当なことはできないと思うので、全く興味がでない。あれは、是非とも介護向けのワイヤレス状況確認ツールや意識不明で救急車で運ばれたときの緊急時の救助者用情報提供ツールとして活躍してほしい。

Appleの製品は、ファッションデザイナーの新作発表会のようにして新製品が出され、ファッションブランドとして売られている。そう、実用よりも流行、ファッションを作ることが仕事になっているのかもしれない。

でも、このままでは化けの皮が剥がれるのはそう遠くないように思える。

ウィンドウズを使うよりも、絶対的に時間を無駄にしないMacだったはず。機械に使われるのではなく、機械を使いこなせる環境を提供してきたはず。それは、使い慣れたインターフェイスを頑なまでに守っていることも重要な要素だったと思う。

一方、そのようなAppleの迷走のなか、ウィンドウズは使う度にOSのアップデートが終わるまで待たされ、未だに実際に使う時間よりも、メンテナンスにかかる時間の方が圧倒的に長い。

Appleが勘違いをしている今がチャンスなのに、絶好の機会を目の前に、付き合って足踏みをしている感じである。

本質的な利便性を提供し続けるのはどちらになるのか、ゆっくり眺めていようかと思う。

昔のAppleが好きといっているようなものですが・・・。


2014年10月17日金曜日

RACTIV Touch+

RACTIV Touch+

2014年8月に情報が出て、受け売り記事が瞬く間に広がった。

http://www.ractiv.com

それも、情報源は同社のサイトのみ。その後の情報も全くない。関連する情報は同社のサイトの画像やビデオの引用をした記事のみ。デバイスのレビュー記事等は全くなく、関連の情報も、同社がYouTubeにアップロードした数本の動画があるのみ。

でも、夢のようなユーザーインターフェース。少なくともソフトの点では特別なアプリケーションが必要なLeapMotionよりも現実的なように思われる。

Hand Proprioception & Touch Interfaces (HAPTIX) では一番進んでいるのでは?


ユーザーインターフェイスに格段に強い興味のある私は、躊躇無く申し込みました。

そして、取引の確認メールも、発送の連絡も真っ当そのもの。そして実際に品物も届きました。


白い封筒に入れられた黒い箱、開封の儀のYouTubeのビデオそのまま。白い封筒に入ったTouch+の現物は無事届きました。開封したビデオをアップしたのに、何故か使い勝手も含め、Touch+の利用に関する動画はアップされていませんし、Webで検索しても何の情報もありません。

私も、製品の開封ビデオなら作れますが、動作している状況は未だに未確認。

しかし、全く機能していないただの小型のボックスについて、疑問が次々と出てきました。



まず、特徴的な形状のUSBをMacに接続すると、LEDが光り、その後消える。

Windowsに接続するとビデオドライバーをインストールし始めたが、その後は何も変化が無い。どう使っていいのやら分らない。

当然ですがディスプレーの前で指を動かしても、何も起こらない。

ビデオカメラとして使えないかと思ったが、カメラとしても機能していない。

説明やセットアップの説明は皆無。同封されているのは以下に行って使い始めようと言うメッセージだけ・・・。でも、リンク先にはセットアップの情報は何も無い。少数のユーザーでトラブルがでていて対処している最中との記述はあるが、動かないとは書いていない?

http://www.ractiv.com/setup

いったいどうしたの?

別途メールが来ていたが、ビデオドライバーに問題がある場合があり、作り直していると。でも、製品が動かない事態になっているとはどこにも書いていない。



よく調べると、第三者からの情報が全くない。

品物が届きましたという、開封のビデオがあるだけ。Touch+が動作しているという情報はどこにもない。

Touch+が動作している情報は、同社ホームページの宣伝用のビデオがあるだけ。



どうやってセットアップするのとメールを送ると、翌日には返事が来る。
ドライバーに問題があり、明日には新しいドライバーを送ると言ってきたが、送られてこない。メールの英語は丁寧ではないがそこそこまともだから不思議。


よく考えてみると、このインターフェイス、マウスの様に接続して、どのアプリでも指先の動きをインターフェイスにできると、ちょっと話がうますぎませんか?

79ドルなにがしと、米国外への送料10ドル、どぶに捨てたのかな?

この製品、本当に なのだろうか? もしかして詐欺?



不自然なところがあちこちにありますが、詐欺なら詐欺と情報が出てもおかしくないはずだが? なぜ悪い情報もない?



これまでにも、中国の得体の知れない会社からまともでない英語の注文受付メール等も受け取ったことはあるが、それでもきちっと使える製品が送られてきた。



製品をレビューした記事は皆無。宣伝したければ、雑誌社等に製品を送って、レビュー記事を書いてもらい宣伝してもらうもの。それが全くないのもおかしい。

どう検索してもホームページを見ただけの、受け売り記事ばかりしかない。

恥ずかしくて、誰もだまされたと書けないのか? それとも、これはジョークなのだろうか?

engadgetやら、CNET, Gizmagなど、似たようなロゴが張ってあるが、それも微妙に違う。当然それらのサイトを検索しても、RACTIV やTouch+ はどこにも出てこない。



たまには、騙されるのも面白いけれど・・・。

そろそろ分解してみようかな? レンズの下はハリボテだったりしないだろうか。

ドライバーがアップデートされ、宣伝が事実であることを祈るが、事実は情報が少なすぎていまのところ分かりません。このドライバーはどこにあるのか?事実ならば、自社のページでもっと情報を出してくれないといけませんね。

もしジョークならば、4月1日だけにしてくれないと。

PS
setupページの情報が変更され、少し詳しく説明が書かれている。少数のユーザーからドライバーにコンフリクトが報告されているので、修正しているので、ドライバーの提供を止めているとのこと。修正版ができたらメールで連絡するとのこと。(Windowsも、Macも、Linuxも???)

11月5日アップデート:未だに何も音沙汰なし。ホームページも、10月14日以降のアップデートは無い。ホームページでは次回のデリバリーの受付は継続しているが・・・。理解し難い状況があるが、スタートアップではこれも仕方ない状況なのか。そして、Touch+を受け取った人々は、ひたすら黙ってドライバーを待っているのか? 自分も半分ぐらいはドライバーが受け取れることを期待しているようだ。

2013年6月24日月曜日

半導体発祥の地


カリフォルニア州パロアルトにある半導体発祥の地

このおかげで、iPhoneやAndroidがあり、iPad等が生まれました。
半導体ってなに? 知らなくてもスマートフォンは使えます。

そう、1956年、Robert NoiceがICの研究と生産を始めた土地、今もオフィースとして使われております。その場所にはこのような記録が残されているだけです。


こちらは、Shockley Semiconductor Laboratoryです。

路上になにげなく埋め込まれている説明
Shockley Semiconductor Laboratory
オフィースとその裏側に倉庫になるようなスペースがあります。

2013年5月31日金曜日

カラーレーザープリンター

カラーレーザープリンターを購入してしまった。

カラーレーザープリンターがこんな値段で買えるなんてという驚きのお値段でした。技術の安売りもここまでくると恐ろしいですね。

選んだのは、NECブランドのPR-L5750C(14000円以下)という機種です。サイズも大きいですが、ゼロックスのOEMで結構本格的な機種です。

候補は3機種ありました。OKIのLEDプリンター(20000円以下)、同じくNECブランドのLEDカラーレーザープリンタ(9000円以下)。どれも、カラーレーザープリンターとしては破格なお値段です。

でも、レーザープリンターは維持費が問題です。トナーの交換無しに1000枚オーダーの印刷ができるため、コストは安いですが、トナーを交換しようとすると、本体より高くなってしまうという問題があります。交換トナーとしてリサイクル品を利用しても結構なお値段です。

その中で、NECブランドのPR-L5750Cの再生トナーなら4色セットで6000円以下で流通しています。これなら、交換する気になるレベルという事で、この機種にしました。

実際、レーザープリンターは2台目です。最初は、OKIの白黒レーザープリンターを5万円弱で購入し利用していました。これは非常に長持ちしましたが、その利用期間10年にもなりましたが、トナーの交換をしないまま最終的に処分することになりました。故障もなくもったいなかったのですが、ドライバーも古くなり、パラレル接続のプリンターは処分せざる負えなかった。かなりの枚数を印刷しましたが、やはり年賀状等の印刷はカラーとなり、インクジェットを利用することとなり、白黒のレーザーはドキュメント専用となりました。

ということで、最初から予備のトナーセットを購入し、2万円以下でカラープリンターを購入しました。設定も楽、ルーターに接続しましたので、何処からでも印刷が可能です。スピードもインクジェットを使っていると信じられないスピードです。100枚位のカラーのフライヤー印刷はあっという間でした。

両面カラーのフライヤーを150枚を印刷した時点で、黒と黄色が20%から30%程度減少したとの表示です。実際には十分な濃度がでる条件を交換の基準にしていますので、トナーの交換時期は表示よりかなり遅いのが普通です。それでもカラーの問題点は、トナーを不均一に消費することで、やはり黒の消費が早い。

コート紙への印刷の美しさは格別で、印刷屋に頼まなくても小ロットの印刷物が作れるという自由度があり、なんとも言えぬ満足感があります。

この製品、縦型タンデムエンジンを採用とあり、まさに縦に4つのプリントエンジンを直列接続してあり、紙送りや印刷のアライメントを考えるとものすごい技術の集積です。こんな技術が安売りされている事に理不尽さを感じますが、インクジェットと競合するためには必要な戦略でしょうか?

ただただ、カラーレーザープリンターの印刷品質と使い勝手には満足です。

2013年5月15日水曜日

スマートフォンからのアクセス状況から分かる市場動向

世の中では、Android端末の販売台数がiPhoneのデータを大幅に上回ったという宣伝がされています。実際はどうでしょうか。

サイトへの訪問数は国内のそれぞれの端末の利用状況を把握するのに良いデータになります。

私はある公共のサイトの管理をまかされており、そのへのアクセス状況を調べております。

この4月に18ヶ月間のアクセスデータから、PCを除くアクセス数を比較した結果、iOSとAndroidからのアクセス数を比較したところ、およそ75%がiOSからでした。

実査に利用されているiPhone等とAndroidの比率を示している数字だと思います。Andoroid端末の販売台数は伸びても、実際に使われている比率は高くないと考えられます。

私の場合、Xperiaから始まり、Galaxy Noteまで、Android端末を4台購入しました。ですが、現在稼働している端末は、初代のAndroid のXperiaが目覚まし時計として生きのびているだけで、他の3台はお蔵入りで使われていません。

一方、iOS端末は、iPhone 4、iPad、iPod Touchの3台とも現役で活躍しています。iPhone4は妻の端末として、私はiPad、iPod Touch必ずどちらかの端末を持ち歩いています。

古くなったAndroid端末は使えません。一方、iPhone, iPadは古くなっても特に不便にはなりません。仕事で、iPad2も使っていますが、iPadが古いから遅いとか、不便とか感じた事はありません。

町の中でAndroid端末を良く見かけますが、確かにWeb、メール、無料の通話もできます。しかし、アプリ管理の問題で生じる個人情報流出の不安や、近い将来に買い替えを余儀なくされることを考えると、購入わずか一年でメーカーに切り捨てられた苦い過去を思い出します。

通信キャリアに目を転じると、iPhoneを扱う2つの携帯キャリアが市場をのばしており、iPhoneを扱わない元大手のDocomoが今や大きく遅れを取っています。偶然でしょうか?

外国製品のiPhoneを買えと言っているのではありません、残念ですが、良い物は良いと言っているのです。そして、日本企業には良い物を作ってほしいと、心から願っています。