2013年2月15日金曜日

日本の家電メーカーに頑張ってほしい

日本の失敗の原因は随所に見られるが、技術の観点からの特質は何と言っても全体のバランスよりも、突出した技術指向が強すぎる事。

荒削りな突出した技術で商品を作ったり、技術に走りすぎて全体にバランスが悪かったり、完成度が低かったり、製品寿命が短くユーザーの(使う)立場で考えていなかったり。

どうしてこういう製品が、日本の大手のエレクトロニクスメーカーから出てくるのかと残念に思う。日本メーカーが世界でのスマートフォン競争で勝つためには、乗り越えるべき壁ではないでしょうか。

ネット家電を高い価格で出してきて、平気でいる会社。パソコンにアプリを入れなければ使えない電子黒板を発売する会社。本当に何を考えているのか分からなくなる。個人が製品化の判断をしているのではなく、何人もがかかって製品化されているのに、誰も指摘しなかったのか、指摘できない状況が社内にあるのか。

最先端の技術を全面に出すよりも、全体のバランスを大切にしてほしい。心憎いまでユーザー指向で設計されている製品と、技術を前面に押しだしたバランスの悪い製品ははっきりわかる。

これまでにも書いてきたとおり、
・電池の持ちが悪い
・指先での画面操作に安定性がない
・電話として使いにくく致命的な欠陥がある
・すぐにアプデートされ使い物にならなくなる
・寿命は一年以内

日本の衰退は悲しい事ですが、それには原因があります。基本的な部分ですが正確な情報と誰もが言いたい事を言える雰囲気が失われているように思われます。

製品が受け入れられるには、ユーザーに役立つ商品にする事です。マニュアルがなくても使えること、それで初めて「使える道具」、つまり「価値ある商品」と言えるレベルのものではないでしょうか。

スマートフォンが日本の貿易赤字を拡大したとしても仕方がないだけの差が、いつの間にかついてしまった。幅広い製品群で同じ病状にあるのではないでしょうか。

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