2010年10月11日月曜日

Android (Xperia) が来た

アンドロイド
AndroidについてはHTC DiamondでXDANDROIDを利用して既にAndrod2.2を走らせてみていたが、どうにも遅くて使えない。1.6ではどうにかアプリが動いてはいたが、やはり遅い。Windows Mobileのネイティブマシンとしても、iPhoneで味わったスピードはまったくなく、2年前のマシンとしてはその非力さは致し方ないのだろう。
XDANDROIDのインストールでAndroidの便利さを垣間見た気がする。必要なファイルをフォルダーに入れ、実行するだけで、Linaxのインストールから、Androidの立ち上げまでが済んでしまう。アップデートもファイルを入れ替えれば良く、これまでのインストールアプリはほぼそのまま使える。
そうこうするうちに、Android 1.6が快適に走るXperiaを手にしたのである。

メールソフト[K9mail]
親切にも、使えないオマケアプリがたくさん入っている(買えば高いのだが・・・・)。メールソフトだけで3種類。標準のGoogleメールだけは簡単だが、1アカウントだけにしか対応していない。メール設定しようにも、なかなか設定が終わらない。しかたなく、またメールソフトをダウンロード、K9mailを利用することに。一応、数時間かけて設定はすんだが、POPサーバーのアドレスからSMTPサーバーアドレスまで入れなくてはならない、当たり前かも知れないが、iPhoneではそれらのポピュラーなメールはIDとパスワードだけでそれ以外は自動で設定された。結局、メールソフトの設定だけで一日仕事となってしまった。

SIMなしでの利用[wosim]
次は、SIMカードなしでも立ち上がる設定。まだ、i-modeメールにメールが来るので、暫くは携帯電話も併用することにしたため、調べるとwosimというソフトでSIMなしでも立ち上がるとのこと。こちらのセットアップは簡単であったが、なぜかオン・オフがいつの間にか変わってしまう。その度に、携帯からSIMを抜いて差し替えることになる。どうもwosimはAuto Rotateがオンであると、画面の回転によってオフになってしまうようだ。横画面のHomeはあまり美しくないので、Auto Rotateをオフで利用することにした。

日本語入力
入力は標準のPOBox Touchの変換効率が高そうであるので、標準として使うことにした。非常にポピュラーな日本語入力環境のsimejiを利用しようとしたが、しばらくはXperia標準で行くことにした。今のところ、毎回日本語入力画面が最初にでてくるため、アルファベットに毎回切り替えるのが非常に面倒ではあるという点を除いては特に不満はない。私の指が太く、候補選択で意図しない候補が選択されるのは困ったものであるが、私の指が理由では取り替えるわけには行かない。指サック型タッチペンをだれか開発してほしいものである。

アプリ一般
これから、Androidアプリ探索が始まるのだが、まだ、iPhoneにはアプリでは、使い勝手を含めて遅れをとっていることは否めないようである。なかには非常に優れたAndroidアプリもあるが、まだ多方面で劣っている部分があるようである。iPhoneと出来る限り共通あるいはデータを共有にしたいということもあり、苦労することになる。

データアクセスから見るiPhoneとAndroidの大きな違い
Androidの大きな特徴はやはりその自由度であろう。iPhoneは、メモリーへのアクセスが非常に厳しく制限されており、アプリ独自のフォルダー、メール、フォトロール、さらには電話帳以外にはほぼアクセスできない仕様となっている。そのために、わざわざ外部(クラウドやPCのフォルダー)にアクセス、あるいは自分自身のフォルダーをサーバー化して公開し、データを共有しなければならない。ドロップボックスのフォルダーにさえ個別アプリはアクセスできないため、iPhoneではドロップボックス自体が画像表示機能を持つ必要があるというような状況にある。そのために、外部とのデータのやり取りにはiPhoneアプリは特別に配慮してあり、内部で閉じない仕様となっている。外部との親和性が高いiPhoneはクラウドの利用は必然である。つまり、ネットにつながっていなければ、iPhoneの機能は著しく低下するということでもある。
一方、Androidではこの点は自由度が大きく、フィルエクスプローラーが利用可能である。ただし、ファイルへのアクセスに関しては、アプリごとにバラバラの感がある。フォルダーに入れることと、フォルダーがアプリから見えることが同じでなかったり、データファイルのクリックでアプリが立ち上がったり、立ち上がらなかったり、この点はバラバラであるように思われる。

使い勝手の印象
以上でも一部触れたように、アプリの完成度、使い勝手という観点からAndroidはiPhoneに若干劣るようである。その若干の違いが生産性という観点で見ると圧倒的な違いとなりそうだ。現時点で生産性の高いツールとして使うなら、迷わずiPhoneであろう。本末転倒ではあるが、ガジェットとして楽しむならオープンなAndroidは楽しい。

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