2010年12月27日月曜日

iPhoneのホームボタンの設計思想

iPhoneについてはユーザーインターフェイスとしての個々の機能が優れているとい意味で見事なデザインとしか言いようがない。Androidと比較した場合のソフトではない部分で個々のパーツ、設計が優れているということです。それが、全体の使いやすさに影響を与えている。その一つとしてホームボタンの設計に今更ながらに驚かされている。

凹んだホームボタン。何の意味があって凹ませたのかと思っていたのだが、色々使ってみるとこの凹んだホームボタンが非常に優れた設計であることに改めて気づかされます。

Apple  iPhone  4  16GB


Xperiaをポケットに入れておいて意図しない操作が行われているのです。電話がかかっていたりソフトの設定画面が開いていたり、開いたこともないアプリが起動していたり。どういう理由でそのようなことが起こっているのかわかりませんが、以外に高い頻度で起こっています。私がスリープになっていない状態で、捜査後直ぐにポケットに入れてしまっているのかも知れません。あるいは、画面スリープ(ロック)を停止しているアプリを使ったまま、ポケットに入れてしまっているのかも知れません。ホームボタンとスライドロックの解除がポケットの中で起こると言うことはあまり考えにくいので。

Androidには少なくともホーム、戻る、メニューの3つのボタンがあります。そのボタンのどれかが間単に押されてしまうのです。戻るボタンは一番影響が少ないかもしれませんが、ホームとメニューボタンは押されると何が起こるか予想できません。これらに割り当てられた凸型のボタンはいとも簡単に押されてしまうのです。なぜかこれが安心できるほど堅牢ではないようです。

そして、この戻る操作やアプリケーション内のメニュー操作に、下部のボタン類が用いられることです片手だけでできないとは言いませんが、片手だけではかなり操作しにくいのです。なぜ、戻るという操作や、メニューの選択に下部のキイが割り当てられているかということ、そのキイが各社各様で、必ずしも操作しやすくなかったり、勝手にキイが押されてしまうという欠点はどうしょうもないのです。

iPhoneの場合、たった一つのホームボタンがあるだけです。位置としては操作がしにくい位置ですが、iPhoneにおいてはオンオフやアプリの切り替えなど、ホームボタンの役割は限定的です。通常の操作には全てタッチスクリーンが用いられます。そして、この凹んだ形が非常に使いやすいのです。また、大きさも適当で指がびったりとフィットするだけでなく、感触だけで位置を探すことにも苦労しません。

iPhoneの凹んだホームボタン一つの設計思想に改めて敬意を表する次第です。


0 件のコメント:

コメントを投稿